
長老は、やさしく子どもたちを見つめていました。
まるで、ずっと前から知っていたかのように。

パンタは、そっと一歩前へ出ました。
「どうして、ぼくたちのことを知っているの?」
森はしずかに耳をすませていました。

長老は、やさしくほほえみました。
「あのどんぐりは、森からの招待状だったんだよ。」
パンタたちは、おどろきながらも、静かに長老の話に耳をかたむけました。

長老は、やさしくほほえみました。
「君たちにお願いしたいことがある。」
パンタたちは顔を見合わせると、静かにうなずきました。
──第2話 おわり