AIゲーム開発研究室

2026-07-30 14:05:00

1回の画像生成で複数のゲーム素材を制作できるか

AIゲーム開発ドキュメント

第15回 ゲーム素材生成実験 No.001

1回の画像生成で複数のゲーム素材を制作できるか


人間

アーク主任、一つ相談があります。

ゲーム素材を作るとき、歩行アニメーションは6コマありますよね。

普通なら1枚ずつ6回画像を生成することになりますが、それでは時間がかかります。

もしかすると、一度に6枚作れるのではないでしょうか。


Arc

面白い着眼点です。

もし一度の画像生成で6枚のゲーム素材を制作できるのであれば、制作時間は大幅に短縮できます。

しかし、その前に確認すべきことがあります。


人間

何でしょう?


Arc

本当に知りたいのは、

「6枚作れるか」ではありません。

ゲーム素材として使える品質で6枚作れるかです。

生成AIは複数画像を生成できても、

  • キャラクターの顔が変わる
  • 身長が変わる
  • 足の位置がずれる
  • 色が変わる

このようなことが起きれば、ゲーム素材としては利用できません。


人間

なるほど。

では歩行6コマをいきなり実験するのではなく……


Arc

まず立ち姿ですね。

正面

右側面

背面

左側面

この4枚なら、

「同じキャラクターを異なる方向から描けるか」

だけを検証できます。


人間

なるほど。

さらにゲームで使うことも考えて、

画像サイズは320×320。

キャラクターの身長は約250px。

背景透明。

これでいきましょう。


Arc

それに加えて、

ゲーム素材として重要な条件があります。

キャラクターの足裏を画像の底辺に接地させること。

さらに、

全4枚とも足元の接地点(原点)を完全に一致させること。

これが揃えば、ゲームエンジンで画像を切り替えた際に、キャラクターが上下に揺れることがありません。


人間

なるほど。

それと添付資料として、

パンタのキャラクターマスターを使用すること。

文字は一切表示しない。

これも追加しましょう。


Arc

賛成です。

これで単なる画像生成実験ではなく、

「AIゲーム素材制作標準 Ver.1.0」の基礎仕様

として利用できる内容になります。

それでは、この内容を正式な仕様書としてまとめます。


ゲーム素材生成実験仕様書 No.001

1. 実験目的

ゲーム制作では、多方向キャラクターや歩行アニメーションなど、複数の画像を統一したデザインで制作する必要がある。

生成AIを利用する場合、

「1枚ずつ生成する方法」

「複数枚を同時生成する方法」

では、制作効率やキャラクターの統一性に大きな違いが生じる可能性がある。

本実験では、

1回の画像生成で複数の独立画像を制作できるか

を検証するとともに、ゲーム素材として実用可能な品質を維持できるかを確認する。


2. 添付資料

パンタ キャラクターマスター(公式基準画像)

本実験では、添付したキャラクターマスターを公式基準画像として使用する。

生成AIは、この基準画像を参照し、キャラクターデザインを忠実に維持すること。


3. 画像仕様

  • 画像サイズ:320 × 320 px
  • ファイル形式:PNG
  • 背景:透明
  • キャラクター高さ:約250 px
  • キャラクターは画像中央に配置すること。
  • キャラクターの足裏を画像の底辺に接地させること。
  • 全4枚とも足元の接地点(原点)を完全に一致させること。
  • 全画像で縮尺・配置を統一すること。

4. 制作する画像

以下の4方向を、それぞれ独立したPNG画像として生成する。

  1. 正面
  2. 右側面
  3. 背面
  4. 左側面

5. 品質要件

4枚すべてについて、次の条件を満たすこと。

  • 同一キャラクターであること。
  • 顔、耳、体形、模様、リュック、色彩などのデザインが一致していること。
  • 向き以外の違いが生じないこと。
  • ゲーム素材として連続使用できる品質であること。
  • 画像内に文字・番号・矢印・説明文・ウォーターマーク等を一切表示しないこと。

6. 評価項目

 

  1. 1回の画像生成で4枚の独立画像を生成できるか。
  2. キャラクターのデザインは統一されているか。
  3. 縮尺・配置・足元の接地点は統一されているか。
  4. 向きだけが変化しているか。
  5. ゲーム素材としてそのまま利用可能か。