AIゲーム開発研究室
どんぐりの森の一日
📗 おむすび山 世界設定絵本
第二章(前編)
どんぐりの森の一日
はじめに
「うどんの国」には、たくさんの森があります。
その中でも、一番やさしい森が「どんぐりの森」です。
ここは、森が動物たちへ恵みを届け、動物たちはその恵みに感謝しながら暮らしています。
今日は、リスのリンと一緒に、どんぐりの森で一日を過ごしてみましょう。
🌅 朝の森
「おはよう!」
元気な声と一緒に、リンが駆け寄ってきました。
朝日が木々の間から差し込み、葉っぱの上では朝露が宝石のように輝いています。
コロン……
コロン……
クヌギの木から、どんぐりが落ちる音が聞こえます。
鳥たちは元気よく歌い始め、森のみんなも少しずつ目を覚ましていきます。
「朝のどんぐりは、とてもきれいなんだよ。」
リンは笑顔で教えてくれました。
☀️ 昼の森
お日さまが高くなると、森は一番にぎやかな時間になります。
風が木の葉を揺らし、小川ではカエルたちが元気に遊んでいます。
タヌキのポンは、大きなどんぐりを見つけて大喜び。
ウサギのミミは、色とりどりの花を見つけて立ち止まります。
森には急ぐ人はいません。
それぞれが、自分の好きな時間を楽しんでいます。
「どんぐりは、森からの贈り物なんだ。」
リンは、そっとどんぐりを両手で包みました。
🍂 夕方の森
夕日が山の向こうへ沈み始めるころ。
森は少しずつ静かになります。
赤や黄色の葉っぱが風に舞い、夕焼け色に染まった森は、昼間とはまったく違う表情を見せてくれます。
遠くでは、鹿神様が森を見守っています。
誰も気づきません。
でも、森のみんなは不思議と安心しています。
「今日も、ありがとう。」
そんな気持ちが、森いっぱいに広がっていきます。
🌙 夜の森
空には満天の星。
昼間に聞こえていた鳥たちの歌は静まり、代わりに虫たちの小さな音楽会が始まります。
小川のほとりでは、ホタルがふわり、ふわりと光をともします。
大きなクヌギの木の上では、フクロウ先生が静かに森を見守っています。
そして、森のどこかでは、明日の朝に落ちる新しいどんぐりが、枝の上でそっと眠っています。
「また明日。」
リンは手を振りながら帰っていきました。
森も、動物たちも、静かな夜を迎えます。
🌰 リンからのひとこと
どんぐりの森は、朝も昼も夕方も夜も、みんな違う顔を見せてくれるの。
だから、一度だけじゃなくて、何度でも遊びに来てね。
きっと、そのたびに新しい発見があるよ。
🔍 今日の発見
もし、どんぐりの森を歩くことができたら、あなたは最初に何を見つけるでしょう。
木の実でしょうか。
きれいな花でしょうか。
それとも、小さな動物たちでしょうか。
うどんの国では、同じ森でも、毎日少しずつ景色が変わります。
だから、昨日と今日では、見つかる宝物もきっと違うはずです。
次回予告
次回は、どんぐりの森で暮らす仲間たちを、リンと一緒に訪ねてみましょう。
森の中には、まだ誰も知らないお気に入りの場所や、小さな秘密がたくさん待っています。
また一緒に、うどんの国を歩きましょう。
第二章 どんぐりの森
📗 おむすび山 世界設定絵本
第二章 どんぐりの森
はじめに
今回から「おむすび山 世界設定絵本」は、新しいスタイルでお届けします。
これまでのように世界を説明するのではなく、読者の皆さんに実際に「うどんの国」を歩いていただく絵本として制作していきます。
案内役は、リスのリン。
リンと一緒に、森や山、島や池を巡りながら、「うどんの国」の世界を少しずつ旅していきましょう。
それでは、最初の旅へ出発です。
🌰 どんぐりの森へようこそ
ようこそ、どんぐりの森へ。
ここは、うどんの国で一番やさしい森です。
秋になると、森は動物たちへ、たくさんの恵みを届けてくれます。
木の上からは、コロン、コロンとどんぐりが落ち、
小鳥たちは朝の歌をうたい、
風は木々の葉をゆらしながら森を吹き抜けていきます。
今日は、リスのリンが、この森を案内してくれるそうですよ。
さあ、一緒に森の中を歩いてみましょう。
ここからは、イラストを見ながら自由に森を歩いてください。
どんぐりを拾っているリス。
川辺で遊ぶカエル。
空を飛ぶトンボ。
遠くでこちらを見守る鹿神様。
そして、もしかすると誰も気づいていない小さな秘密が、森のどこかに隠れているかもしれません。
どんぐりの森は、歩くたびに新しい発見がある森です。
今日はどんな出会いが待っているでしょうか。
🌰 リンからのひとこと
こんにちは! リスのリンです。
どんぐりの森には、毎日たくさんの発見があるの。
ゆっくり歩くと、小鳥たちのおしゃべりや、風の音も聞こえてくるよ。
また、一緒に遊びに来てね!
🔍 今日の発見
イラストの中には、たくさんの森の仲間たちがいます。
どんぐり、きのこ、小鳥、カエル、トンボ……
いくつ見つけられるかな?
ゆっくり森を眺めながら探してみてください。
次回予告
次回は、どんぐりの森の中でも特別な場所、
**「どんぐり銀行」**を訪ねます。
森の恵みを未来へつないでいく、不思議でやさしい場所のお話です。
リンと一緒に、また旅を続けましょう。
神様と悪役
おむすび山 世界設定絵本
「世界を作る」という発想
今回制作したイラストは、ゲームの背景でも、イベントシーンでもありません。
『おむすび山』という世界を、初めて一冊の絵本のような形で表現したイメージボードです。
ゲーム制作というと、キャラクターや背景を一枚ずつ描いていくイメージがあります。
しかし実際には、その前に「どんな世界なのか」を考えることがとても重要です。
どんな山なのか。
どんな季節があるのか。
どんな仲間たちが暮らしているのか。
どんな価値観を大切にしている世界なのか。
そうした世界観が決まることで、ゲームに登場するすべてのイラストやストーリーに一貫性が生まれます。
今回のイラストは、その世界観を一枚にまとめた「世界設定イメージ」です。
まるで絵本を開いたときのように、おむすび山の風景や仲間たち、そして温かな雰囲気が伝わることを目指しました。
これから制作する『森のどんぐり大作戦』は、この世界の「秋の一日」を描く物語になります。
そして今後も、春、夏、秋、冬、それぞれの季節を舞台に、おむすび山の世界は少しずつ広がっていく予定です。
ゲームを作る前に世界を作る。
その第一歩として、このイラストを「おむすび山 世界設定資料集」の最初のページに残しておきたいと思います。







