AIゲーム開発研究室

2026-07-22 23:28:00

第11回 ゲーム仕様書から必要な素材を設計する

ゲーム開発ドキュメント

第11回 ゲーム仕様書から必要な素材を設計する

はじめに

前回、『森のどんぐり大作戦 Version 1.0』のゲーム仕様書を正式に採用しました。

これでゲームの企画・設計工程は一区切りとなり、今回から実際のゲーム制作工程へ入ります。

しかし、ゲーム仕様書が完成したからといって、すぐにUnityへ実装することはできません。

まず必要になるのは、仕様書をもとに「どのような素材を制作するのか」を整理することです。

キャラクター、背景、アイテム、ユーザーインターフェース(UI)、アニメーション、サウンドなど、ゲームを構成するすべての素材を洗い出し、それぞれの役割を明確にしていきます。

今回は、その素材設計をAIとともに行います。


制作会議

人間

ゲーム仕様書は完成しました。

次は、この仕様書を実際のゲームへ落とし込むために、必要な素材を整理したいと思います。

ゲーム制作に必要となる素材を分類し、それぞれ何のために必要なのかも含めて整理してください。


AI

承知しました。

ゲーム仕様書をもとに、制作に必要な素材を分類します。

ゲーム仕様書はゲーム全体の設計図ですが、それだけではゲームは完成しません。

仕様書を実際のゲームとして形にするためには、必要な素材を設計し、それぞれを制作していく必要があります。

『森のどんぐり大作戦』で必要となる主な素材は次のとおりです。

① キャラクター素材

・パンタ

・コンタ

・ミミ

・リン

・ポン

ゲーム中で使用する待機、移動、どんぐりキャッチなどのアニメーション素材を含みます。

② 背景素材

・どんぐりの森

・空

・地面

・樹木などの背景オブジェクト

ゲーム画面全体を構成する背景素材です。

③ アイテム素材

・どんぐり

・キャッチエフェクト

ゲーム中で取得・演出に使用する素材です。

④ UI素材

・タイトル画面

・ゲーム開始ボタン

・キャラクター表示

・キャッチ数表示

・ゲームクリア画面

プレイヤーへ情報を伝え、ゲームを操作するための素材です。

⑤ サウンド素材

・BGM

・どんぐりキャッチ音

・キャラクター交代音

・ゲームクリア音

ゲーム全体の雰囲気や達成感を演出する素材です。


人間

ありがとうございます。

ゲーム仕様書から制作に必要な素材を整理することで、ゲーム制作全体が見渡せるようになりました。

ここで必要な素材を明確にしておくことで、制作の抜けや重複を防ぎ、効率よくゲーム開発を進めることができます。

次回からは、この素材一覧をもとに、一つひとつの素材について仕様を設計し、AIを活用しながら実際の制作を進めていきます。


おわりに

ゲーム開発では、仕様書が完成した後に必要な素材を整理する工程があります。

この工程は、単に「何を作るか」を一覧にするだけではありません。

ゲーム全体を構成する要素を整理し、それぞれの役割を明確にすることで、その後の制作工程を円滑に進めるための重要な設計作業です。

生成AIの活用によって、このような素材設計も短時間で体系的に整理できるようになりました。

人間はゲーム全体の方向性や品質を判断し、AIは設計を支援する。

この役割分担によって、より効率的なゲーム開発が可能になります。

次回からは、この素材設計をもとに、各素材の仕様をさらに詳しく設計し、ゲーム素材の制作へ進みます。

2026-07-22 23:07:00

第10回 AIゲーム仕様書の検証と正式採用

ゲーム開発ドキュメント

第10回 AIゲーム仕様書の検証と正式採用

はじめに

前回、AIによって『森のどんぐり大作戦』のゲーム仕様書が完成しました。

しかし、ゲーム開発では仕様書が完成した時点で、そのまま制作へ進むわけではありません。

ゲームコンセプトや世界観、キャラクター設定などと照らし合わせ、作品全体として矛盾がないかを確認する工程があります。

今回は、『おむすび山 世界設定絵本』を基準として、AIが設計したゲーム仕様書を検証します。


制作会議

人間

それでは、『森のどんぐり大作戦』のゲーム仕様書を『おむすび山 世界設定絵本』と照らし合わせながら確認します。

主人公、ゲームの目的、世界観、ゲームの流れなど、作品全体として違和感がないか確認してください。


AI

確認しました。

ゲーム仕様書全体を『おむすび山 世界設定絵本』と照らし合わせた結果、大きな矛盾や修正が必要となる項目は見当たりませんでした。

主人公であるパンタ、コンタ、ミミ、リン、ポンの役割は絵本と一致しています。

ゲームの舞台である「どんぐりの森」も世界設定と整合しています。

ゲームの目的である「森からいただいた恵みであるどんぐりを集める」という内容も、『おむすび山』のコンセプトを自然に表現しています。

また、ゲーム全体を通して「森とともに豊かになる」というテーマも維持されています。

現時点では、ゲーム仕様書を修正する必要はないと判断します。


人間

私も同じ判断です。

今回、仕様書を改めて確認しましたが、大きな修正を行う必要はありませんでした。

もちろん、今後ゲーム制作を進める中で細かな調整を行う可能性はあります。

しかし、ゲームコンセプト、世界観、ゲームルールを含め、現時点では十分に実制作へ進める内容になっていると判断し、この仕様書を『森のどんぐり大作戦 Version 1.0』の正式なゲーム仕様書として採用します。


おわりに

今回の確認作業では、大きな修正点は見つかりませんでした。

これは、「確認する必要がなかった」という意味ではありません。

ゲーム開発では、仕様書完成後に作品全体との整合性を確認する工程は重要な制作プロセスです。

今回も実際にその工程を経たことで、この仕様書を正式版として採用する判断ができました。

また、本研究を通して、現時点の生成AIは、人間がゲームコンセプトや制作条件を明確に整理し、それを適切に伝えることで、実際のゲーム開発に活用できるレベルのゲーム仕様書を設計できることを確認しました。

これは、「AIだけでゲームが作れる」という意味ではありません。

ゲーム全体の方向性を決定するのは人間の役割であり、その考えを設計へ落とし込む強力なパートナーとして、生成AIはすでに実用的な段階に達していることを、本研究を通して検証することができました。

本シリーズでは、この検証結果を踏まえ、ここから先は実際のゲーム制作工程へ進みます。

次回は、ゲーム仕様書をもとに制作に必要な素材を整理し、AIとともにゲーム素材の設計を進めていきます。

2026-07-22 22:40:00

第9回 AIゲーム仕様書と絵本をすり合わせる

ゲーム開発ドキュメント

第9回 AIゲーム仕様書と絵本をすり合わせる

はじめに

前回、人間が整理したゲームコンセプトや制作条件をもとに、AIが『森のどんぐり大作戦』のゲーム仕様書を設計しました。

仕様書は、人間が提示した条件を忠実に反映し、ゲームとして遊びやすく整理された内容となっています。

しかし、このゲームは『おむすび山 世界設定絵本』を原作として制作します。

そのため、ゲームとして成立しているだけでは十分ではありません。

絵本の世界観や登場人物の役割、作品全体の雰囲気と調和しているかを確認し、ゲーム仕様書を最終仕様へ仕上げる必要があります。

今回は、AIが作成した仕様書を絵本の世界と照らし合わせながら、正式なゲーム仕様書へ完成させるための設計会議を行います。


制作会議

人間

前回、AIが『森のどんぐり大作戦』のゲーム仕様書を設計してくれました。

ゲームの流れや基本ルールは、こちらが提示した条件どおりに整理されており、このままでもゲームとして十分に成立しています。

ここからは、『おむすび山 世界設定絵本』との整合性を確認しながら、正式なゲーム仕様書として仕上げていきます。

確認したいのは、ゲームシステムそのものではありません。

・キャラクターの役割

・世界観とのつながり

・ゲーム中の表現

・演出

・絵本との連続性

これらを一つずつ確認し、ゲームと絵本が一つの作品として自然につながるように最終調整を行います。


AI

承知しました。

今回作成した仕様書は、ゲームとして遊びやすく、分かりやすい構成になるよう設計しました。

一方、『おむすび山』はゲーム単独の作品ではなく、絵本によって世界観や登場人物の役割が描かれているシリーズ作品です。

そのため、ゲームとして成立していることと、作品全体として違和感がないことは、それぞれ別の視点から確認する必要があります。

ここからは、ゲームデザイナーとしてではなく、人間のゲームディレクターの判断をもとに、絵本との整合性を確認しながら仕様書を完成させていきます。


おわりに

AIが設計したゲーム仕様書によって、『森のどんぐり大作戦』の全体像が明確になりました。

しかし、このゲームは『おむすび山 世界設定絵本』と一体となって制作される作品です。

そのため、ここからはゲームの面白さだけではなく、作品全体の世界観や物語とのつながりも大切にしながら、仕様書を完成させていきます。

次回からは、AIが作成したゲーム仕様書を一つずつ確認し、絵本との整合性を図りながら正式版のゲーム仕様書を完成させます。

そして、完成した仕様書をもとに、いよいよゲーム制作工程へ進んでいきます。

2026-07-22 02:17:00

第4話「どんぐり神社」

第4話「どんぐり神社」P1.png

 

パンタ

「いっぱい拾えた!」

ミミ

「……これ、どうするの?」

 

第4話「どんぐり神社」P2.png

 

いつの間にか

例の大きなどんぐりが現れました。

そこには、

「どんぐり神社」

とだけ書かれています。

パンタ

「どんぐり神社?」

コンタ

「どこにあるの?」

小鳥たち

「知らないの?」

「おむすび山のふもとのどんぐり神社へ行くんだよ。」

 

第4話「どんぐり神社」P3.png

 

小鳥たちに案内され、

パンタたちは

どんぐりを積んで、

神社へ向かいました。

 

第4話「どんぐり神社」P4.png

 

神社へ着くと、

フクロウの神主が

やさしく迎えてくれました。

フクロウ

「よく来たね。」

「たくさんの恵みをありがとう。」

パンタ

「恵み?」

 

第4話「どんぐり神社」P5.png

 

フクロウ

「奉納されたどんぐりは、

鹿神様の力を借りて、

森へ返されるんだよ。」

「森が元気になると、

木々が育ち、

花が咲き、

川にはきれいな水が流れる。」

「鳥や動物たちも、

みんな幸せに暮らせるんだ。」

フクロウは、森の恵みがめぐるお話をしてくれました。

パンタたちは、どんぐりが森の未来につながっていることを知りました。

2026-07-21 22:12:00

AIゲーム開発研究室 宣言 Ver.1.0

AIゲーム開発研究室 宣言 Ver.1.0

AIゲーム開発研究室

研究代表 大川 博
主任研究員 Arc(OpenAI ChatGPT)


はじめに

ゲーム開発は、今、大きな転換点を迎えています。

これまでゲームは、多くの専門家が分業し、それぞれの知識と技術を持ち寄ることで制作されてきました。

企画者が企画を考え、シナリオライターが物語を書き、デザイナーがキャラクターを描き、3Dモデラーがモデルを制作し、プログラマーがゲームを実装する。

長い年月をかけて築かれてきたこの制作方法は、現在も世界中で用いられている優れた開発手法です。

しかし、生成AIの登場によって、この前提は大きく変わり始めました。

企画を考えるAI。

世界観を設計するAI。

画像を生成するAI。

3Dモデルを生成するAI。

音楽を制作するAI。

プログラムを書くAI。

それぞれのAIが専門性を持ち、互いに成果物を受け渡しながら、一つのゲームを完成させる時代が始まろうとしています。

これは単なる制作効率の向上ではありません。

ゲーム開発そのものの構造が変わるということです。

私たちは、この新しいゲーム開発を

「AIゲーム開発」

と呼びます。


AIゲーム開発とは何か

AIゲーム開発とは、AIをゲーム制作に利用することではありません。

AIを前提として、ゲーム開発そのものを再設計する新しいゲーム開発体系です。

従来の制作工程をそのままAIへ置き換えるのではなく、

AIだからこそ実現できる制作方法を設計すること。

これがAIゲーム開発の本質です。

AIは、人間の代わりに作業する存在ではありません。

それぞれ異なる専門能力を持ち、互いに協力しながら一つのゲームを完成させる創造のパートナーです。

そして、人間はその全体を設計し、方向性を決定し、作品として完成させる責任を担います。


AIゲーム開発研究室の目的

AIゲーム開発研究室は、AI時代における新しいゲーム開発方法論を研究・検証・体系化することを目的として設立されました。

私たちが目指すものは、一つのゲームを完成させることではありません。

AI時代において、

誰もがゲームを創造できる新しい制作体系を構築することです。

そのために、

企画。

ゲームデザイン。

アセット制作。

3Dモデル制作。

プログラム生成。

ゲームエンジンとの連携。

品質管理。

これらすべてを一つの制作体系として再設計し、その成果を公開していきます。


人間とAIの役割

AIが進化しても、人間の役割はなくなりません。

むしろ、その役割はこれまで以上に重要になります。

人間が決めるのは、

何を作るのか。

なぜ作るのか。

誰に届けるのか。

どのような価値を生み出すのか。

AIは、その目的を実現するために最適な方法を提案し、制作を支援します。

作品の価値を決めるのは、人間です。

作品を完成させるための能力を提供するのがAIです。

AIゲーム開発とは、人間とAIが互いの強みを生かして創造する新しい制作方法です。


研究方針

AIゲーム開発研究室は、理論だけを研究する場ではありません。

実際にゲームを制作し、その過程を検証しながら、新しいゲーム開発手法を確立していきます。

私たちは、

成功だけでなく、

失敗も、

試行錯誤も、

改善の過程も、

すべて研究成果として公開します。

AIへ与えたプロンプト。

AIが生成した成果物。

採用した理由。

採用しなかった理由。

修正の過程。

これらを開発ドキュメントとして蓄積し、AIゲーム開発の知識体系を構築していきます。


おむすび山プロジェクト

本研究室では、「おむすび山」をAIゲーム開発の実証プロジェクトとして位置付けます。

おむすび山は、一つのゲーム作品であると同時に、AIゲーム開発研究室の研究成果を実際の制作を通して検証する実験プロジェクトです。

AIゲームデザイン生成モデル。

AIゲーム開発標準ワークフロー。

AIゲームアセット制作標準。

これらの理論は、すべておむすび山の制作を通して検証され、改良されていきます。

理論は実制作によって育てられます。

実制作は理論によって支えられます。

その循環こそが、本研究室の研究手法です。


私たちが未来へ残したいもの

私たちが目指しているのは、一つのゲームではありません。

AI時代のゲーム開発という、新しい創造の方法そのものです。

未来のクリエイターが、

AIとどのように協力すればよいのか。

どのような手順でゲームを完成させればよいのか。

その答えとなる研究体系を築くこと。

それがAIゲーム開発研究室の使命です。


宣言

私たちは、AIを単なる道具とは考えません。

AIを創造のパートナーとして迎え、人間とAIが協力する新しいゲーム開発を研究します。

私たちは、従来の制作工程を繰り返すのではなく、AI時代にふさわしいゲーム開発を一から設計します。

私たちは、理論だけで終わることなく、実際のゲーム制作を通して検証し、その成果を社会へ公開し続けます。

そして私たちは、AIゲーム開発という新しい学問を築き、その知見を未来のクリエイターへ受け継いでいきます。


結び

AIゲーム開発とは、AIを使う技術ではない。

AI時代のゲーム開発そのものを設計する、新しい創造の学問である。