AIゲーム開発研究室

2026-07-01 22:31:00

第4回 なぜイラスト制作仕様書が必要なのか

AIゲーム制作研究室 プロジェクト001

『森のどんぐり大作戦』開発ドキュメント

第4回 なぜイラスト制作仕様書が必要なのか

この章で学ぶこと

今回は、ゲーム制作における「イラスト制作仕様書」の役割について学びます。

ゲームを作ると聞くと、「まずイラストを描こう」と考える方も多いでしょう。

しかし、実際のゲーム開発では、いきなりイラストを描き始めることはほとんどありません。

最初に行うのは、「どんなイラストが何枚必要なのか」を整理することです。

それがイラスト制作仕様書です。


イラストは「描く」前に「設計」する

例えば、今回制作するゲーム『森のどんぐり大作戦』の主人公は、リスのリンです。

では、「リンを描いてください」と言われたら、何を描けばよいのでしょうか。

立っているリンでしょうか。

走っているリンでしょうか。

笑っているリンでしょうか。

それとも驚いているリンでしょうか。

実は、「リン」という一人のキャラクターだけでも、ゲームでは複数のイラストが必要になります。

つまり、ゲームに登場するイラストは、一枚の絵ではなく、「役割を持った部品」の集まりなのです。


ゲームはたくさんの部品でできている

ゲームの画面を思い浮かべてみると、そこには多くのイラストが使われています。

主人公。

背景。

アイテム。

ボタン。

タイトル画面。

結果画面。

プレイヤーは一つのゲームとして見ていますが、開発者は、それらを一つひとつ独立した素材として考えます。

つまり、ゲーム制作とは「必要な部品を作り、それらを組み合わせて一つの世界を作る作業」でもあるのです。


設計図があるから迷わない

家を建てる前には設計図を作ります。

家具を作る前にも設計図があります。

ゲームも同じです。

もし設計図がなければ、制作途中で

「このイラストが足りない。」

「この画面にボタンを置く場所がない。」

「主人公の走る絵を描いていなかった。」

という問題が次々に起こります。

そのたびに制作を止めることになり、完成までの時間も長くなってしまいます。

だからこそ、最初に必要な素材をすべて整理しておくことが大切なのです。


AI時代だからこそ仕様書が重要になる

最近ではAIを使ってイラストを制作することも珍しくなくなりました。

しかし、AIに「かわいいリスを描いてください」とお願いするだけでは、ゲームに必要な素材は揃いません。

どの場面で使うのか。

どの大きさで作るのか。

何枚必要なのか。

こうした設計があって初めて、AIも力を発揮できます。

AIは魔法の道具ではありません。

設計者の考えを形にするための、優れた制作パートナーなのです。


『森のどんぐり大作戦』ではどう考えるのか

今回のゲームでは、まず必要な素材を一つ残らず洗い出します。

主人公のリンはもちろん、どんぐりやハチ、石、背景、ボタンまで、一つひとつ役割を整理していきます。

この作業は少し地味に見えるかもしれません。

しかし、この工程があるからこそ、その後のイラスト制作もプログラム制作も、迷わず進めることができます。

ゲーム制作において、イラスト制作仕様書は「素材一覧」ではありません。

ゲームの世界を形にするための設計図なのです。


今回学んだこと

  • ゲームはいきなりイラストを描き始めるものではない。
  • イラストは役割ごとに設計してから制作する。
  • イラスト制作仕様書は、ゲーム全体の設計図の一部である。
  • AIを活用する時代だからこそ、設計する力がより重要になる。

次回予告

次回はいよいよ『森のどんぐり大作戦』のイラスト制作仕様書 Ver.1.0を作成します。

ゲームに必要な素材を一つずつ整理し、実際のゲーム制作へ向けて、本格的な設計を進めていきます。

ここから、ゲームの世界が少しずつ形になっていきます。

2026-06-29 21:03:00

あらためてAIゲーム制作研究室からのご挨拶

ゲームは完成品だけではない ― 開発ドキュメントも作品になる

今回から「森のどんぐり大作戦」の制作を本格的に進めていきます。

このブログでは、完成したゲームだけでなく、そのゲームがどのように生まれていくのかという制作過程も、できるだけ詳しく公開していこうと思います。

実は、ゲーム開発には「ゲームそのもの」と同じくらい大切なものがあります。

それが開発ドキュメントです。


開発ドキュメントとは?

ゲーム制作というと、プログラムを書いたり、イラストを描いたりすることを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、実際のゲーム開発では、いきなり制作を始めることはほとんどありません。

まず、

  • どんなゲームを作るのか
  • どんな世界観にするのか
  • どんな画面が必要なのか
  • どんなキャラクターが登場するのか

といった内容を文章や図で整理していきます。

これが開発ドキュメントです。

言い換えれば、ゲーム制作の「設計図」ともいえる存在です。


設計図があるから迷わない

家を建てるときに設計図が必要なように、ゲーム制作にも設計図が必要です。

設計図がないまま制作を始めると、

「このイラストが足りない」

「画面の流れを変更したい」

「プログラムを最初から作り直さなければならない」

ということが起こりやすくなります。

逆に、最初にしっかり設計しておけば、制作は驚くほどスムーズに進みます。

ゲーム開発では、「作りながら考える」のではなく、「考えてから作る」という姿勢がとても重要です。


AIは設計パートナーになる

今回の制作では、AIを単なるプログラム作成ツールとしてではなく、「設計パートナー」として活用しています。

企画を整理し、仕様書を作成し、必要な素材を洗い出し、制作の流れを一緒に考えていきます。

ゲームを完成させるのは人間です。

しかし、その過程でAIは、経験豊富な開発パートナーのような役割を果たしてくれます。

AIと対話しながら設計を進めることで、アイデアが整理され、新しい発想も生まれてきます。


この連載で目指すもの

このブログでは、「森のどんぐり大作戦」の完成までを公開するだけではありません。

ゲーム制作をこれから始めてみたい方や、AIを活用した開発に興味のある方が、「自分でも作ってみたい」と思えるような内容を目指しています。

そのため、完成したゲームだけでなく、設計図や仕様書、制作の考え方まで公開していきます。

ゲームは完成品だけが作品ではありません。

その作品が生まれるまでの思考や工夫、試行錯誤もまた、大切な作品の一部だと私は考えています。


教科書を一緒に作るという挑戦

今回の連載では、「ゲームを作る」ことと同時に、「ゲームの作り方を学べる教科書」を作ることにも挑戦します。

企画から完成まで、実際の制作工程をそのまま記録し、一冊の開発ドキュメントとして積み重ねていきます。

この記録が、これからゲーム制作に挑戦する方々の参考となり、AIと人が協力して作品を生み出す新しい制作スタイルの一例になれば、とても嬉しく思います。

それでは次回から、いよいよ実際の開発ドキュメントの作成に入ります。

最初に作成するのは、ゲームに必要なすべての素材を整理する「イラスト制作仕様書」です。

ゲームの世界がどのように設計され、どのように形になっていくのか、一緒に見ていきましょう。

2026-06-29 20:27:00

森のどんぐり大作戦(仕様書Ver.1.0)

🌰 おむすび山シリーズ第2弾

ゲームデザイン仕様書 Ver.1.0


作品名

森のどんぐり大作戦


コンセプト

秋のおむすび山を舞台に、リスのリンが冬支度のためにどんぐりを集める、誰でも簡単に遊べるアクションゲーム。

「やさしい」「かわいい」「何度でも遊びたくなる」をテーマにした、絵本のような世界観を目指す。


対象年齢

5歳~

子どもから大人まで


プレイ時間

約1分

(60秒)

短時間で何度も遊べる設計。


ジャンル

キャッチアクションゲーム


主人公

🐿 リン

特徴

・黄色いポシェット

・元気いっぱい

・素早く左右へ移動


ストーリー

秋になりました。

おむすび山にはたくさんのどんぐりが実っています。

リンは冬に備えてどんぐりを集め始めました。

ところが風が吹いて、どんぐりがあちこちへ飛ばされます。

ハチも飛び回っています。

60秒以内にできるだけ多くのどんぐりを集めましょう。


ゲームルール

左右へ移動

落ちてくるどんぐりをキャッチ

制限時間終了

結果発表

ゲームオーバーはありません。


得点

🌰 普通どんぐり

10点

✨ 金どんぐり

50点

🍄 キノコ

5秒間スピードアップ

🐝 ハチ

−20点

🪨 石

−10点


難易度

やさしい

どんぐり多め

ハチ少ない

ゆっくり


ふつう

バランス型


むずかしい

速い

ハチ多い

石も多い


コンボ

5コンボ

Good!

10コンボ

Great!

20コンボ

Excellent!

30コンボ

Perfect!!

画面中央へ大きく表示。


制限時間

60秒

残り15秒

BGMが盛り上がる

画面演出も豪華になる。


エンディング

結果画面

リンがどんぐりの山の前で喜ぶ

スコア表示

ハイスコア表示

「もう一回!」

ボタン


背景

秋のおむすび山

・紅葉

・木漏れ日

・落ち葉

・小鳥

・木の実

・やさしい空


操作

PC

← →

または

A D


スマホ

左右ボタン

または

スワイプ


BGM

秋の森

効果音

どんぐり

ポン♪

金どんぐり

キラリーン♪

ハチ

ブーン!

タイムアップ

ファンファーレ


セーブ

ブラウザ保存

ハイスコア保存


使用技術

HTML

CSS

JavaScript

画像

PNG

音声

MP3


画面構成

① オープニング

② タイトル

③ 難易度選択

④ ゲーム開始

⑤ 結果画面

⑥ リプレイ


シリーズ共通デザイン

前作

「おむすび山の仲間たち」

と同じ

・水彩画

・やさしい色

・絵本風

・丸みのあるデザイン

で統一する。


制作優先順位

①仕様書(完成)

②イラスト制作

③キャラクター素材

④ゲームプログラム

⑤効果音

⑥キャラクターボイス

⑦完成テスト

2026-06-29 20:11:00

2Dゲーム『森のどんぐり大作戦』制作スタート!

AIゲーム制作研究室

第1回 ゲーム制作は企画から始まる

こんにちは。

今回から、新しいゲームの制作過程をブログで公開していきます。

作品名は、

『森のどんぐり大作戦』

です。

このブログでは、完成したゲームを紹介するだけではなく、「ゲームはどのように作られていくのか」という制作の流れも、実際の制作を通してご紹介していきます。


ゲーム制作は、いきなりプログラムを書かない

ゲームを作るというと、「まずプログラムを書く」と思われる方も多いかもしれません。

しかし実際のゲーム制作では、最初に行うのはプログラミングではありません。

最初に考えるのは、

  • どんなゲームにするのか
  • 誰に遊んでもらいたいのか
  • どんな気持ちになってもらいたいのか

という「企画」と「コンセプト」です。

この土台がしっかりしているほど、完成したゲームにも統一感が生まれます。


今回の企画

タイトルは

『森のどんぐり大作戦』

主人公は、おむすび山の仲間「リスのリン」です。

秋になり、リンは冬に備えてどんぐりを集めます。

ところが風でどんぐりが飛ばされ、森にはハチや石などの障害物もあります。

プレイヤーはリンを操作して、制限時間60秒の間にできるだけ多くのどんぐりを集め、高得点を目指します。

子どもから大人まで、誰でも気軽に楽しめるゲームを目標にしています。


ゲームのコンセプト

今回のテーマは、

「絵本の世界で遊ぼう!」

です。

水彩画のようなやさしい背景。

かわいい動物たち。

秋の森を感じられる音楽。

ゲームを遊びながら、まるで絵本の中を歩いているような気持ちになれる作品を目指します。

ゲームは勝ち負けだけではありません。

見て楽しい、遊んで楽しい、何度でも遊びたくなる世界を作ることも、とても大切だと考えています。


ゲーム制作の工程

今回のゲームは、次の順番で制作を進めます。

① 企画・コンセプト

ゲーム全体の方向性を決めます。

② ゲームデザイン仕様書

ルールや画面構成、ゲームの流れなどを設計します。

③ イラスト制作仕様書

必要な背景やキャラクター、アイテムなどを整理します。

④ イラスト制作

背景やキャラクターを一枚ずつ制作します。

⑤ プログラム制作

ゲームが実際に動くようにプログラムを組みます。

⑥ 効果音・BGM・ボイス

音を加えて、ゲームの世界観をより豊かにします。

⑦ テスト・調整

実際に遊びながら、操作性や難易度を調整します。

⑧ 完成!

ゲームが完成したら公開します。


AIと一緒にゲームを作る

今回の制作では、AIを制作パートナーとして活用しています。

企画や仕様書の作成、イラスト制作のサポート、プログラムの作成など、それぞれの工程でAIの力を借りながら、一つひとつ丁寧に作品を形にしていきます。

AIはゲームを自動で完成させてくれる魔法の道具ではありません。

「どんな作品を作りたいのか」を考えるのは人間です。

AIは、そのアイデアを形にするための心強いパートナーです。


次回予告

次回は、ゲーム制作で最も重要とも言われる「ゲームデザイン仕様書」をご紹介します。

ゲームの設計図がどのように作られるのか、一緒に見ていきましょう。

完成までの制作過程も、このブログで順番に公開していく予定です。

どうぞお楽しみに。

2026-06-25 21:48:00

おむすび山の仲間たち

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とりあえず実験的にちゃちゃっと

前回の絵本の世界で遊べるミニゲームを作ってみました。

『おむすび山の仲間たち』

resilient-twilight-a17810.netlify.app

あそんでみてね(^^♪

 

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