AIゲーム開発研究室
『森のどんぐり大作戦』ゲームコンセプト再設計
AIゲーム制作研究室
ゲーム開発ドキュメント
第7回
『森のどんぐり大作戦』ゲームコンセプト再設計
ゲーム開発では、企画を進める中で、より良いアイデアが生まれたときには、最初の企画を見直すことがあります。
それは失敗ではありません。
むしろ、本当に面白いゲームは、この「考え直す」工程を何度も繰り返して生まれます。
『森のどんぐり大作戦』も、そのような転機を迎えました。
最初のゲームコンセプト
当初、このゲームは、
「森でどんぐりを集めるアクションゲーム」
として企画していました。
どんぐりをたくさん集め、障害物を避けながらゴールを目指す。
シンプルで楽しいゲームになる予定でした。
しかし、開発を進める中で、私たちは一つの疑問にたどり着きました。
「どんぐりは、ただ集めるだけの存在なのだろうか。」
「どんぐり銀行」という発想
香川県には「どんぐり銀行」という、どんぐりを通じて森づくりへの関心を育てる活動があります。
この考え方に触れたとき、『森のどんぐり大作戦』の世界が大きく広がりました。
ゲームの中でも、集めたどんぐりを「どんぐり銀行」へ預ける仕組みを取り入れよう。
最初は、そのどんぐりをゲーム内の通貨として使うことも考えました。
しかし、それでは「どんぐり=お金」という価値観になってしまいます。
『うどんの国』という、やさしい世界には少し違和感がありました。
どんぐりは「森の恵み」
そこで、私たちは考え方を変えました。
どんぐりは、お金ではありません。
森が動物たちへ贈ってくれる「恵み」です。
動物たちは、その恵みに感謝し、一部をどんぐり銀行へ預けます。
どんぐり銀行は、お金を預かる銀行ではなく、森からいただいた恵みを未来へつないでいく場所です。
つまり、『森のどんぐり大作戦』で集めるのは、お金ではなく、「未来へつなぐ森の恵み」なのです。
このゲームの本当の目的
ゲームの目的も、大きく変わりました。
以前は、
「どんぐりをたくさん集めること。」
でした。
しかし、新しいゲームコンセプトでは、
「森を育てること。」
が目的になります。
どんぐり銀行へ預けられた恵みは、森へ還されます。
森は少しずつ元気になり、
木々は大きく育ち、
花が咲き、
鳥や昆虫が増え、
ため池には魚やホタルが戻ってきます。
プレイヤーはゲームをクリアするだけではありません。
『うどんの国』そのものを、少しずつ豊かな世界へ育てていくのです。
『うどんの国』という世界
『森のどんぐり大作戦』は、一つのゲームではありません。
『うどんの国』という世界で起こる、秋の一つの物語です。
このゲームで育てた森は、これから制作する他のゲームにもつながっていきます。
森は世界の一部であり、世界もまた少しずつ成長していきます。
ゲームを遊ぶことが、世界を育てることにつながる。
それが、『森のどんぐり大作戦』の新しいコンセプトです。
このゲームが目指すもの
『森のどんぐり大作戦』は、勝ち負けを競うゲームではありません。
自然から恵みをいただき、
仲間と分かち合い、
未来へつないでいく。
そんな「うどんの国」の暮らしを体験するゲームです。
ゲームを終えたとき、プレイヤーの心の中に、
「自然っていいな。」
「森を大切にしたいな。」
そんな気持ちが少しでも芽生えてくれたら、これ以上うれしいことはありません。
次回予告
次回は、ゲームの舞台となる『どんぐりの森』を設計します。
森にはどんな木が生え、どんな動物が暮らし、どんな季節の風が吹いているのか。
『うどんの国』で最初に訪れる場所を、一緒に形にしていきましょう。
神様と悪役
4コマ漫画『おむすび山保育園』
おむすび山 世界設定絵本
「世界を作る」という発想
今回制作したイラストは、ゲームの背景でも、イベントシーンでもありません。
『おむすび山』という世界を、初めて一冊の絵本のような形で表現したイメージボードです。
ゲーム制作というと、キャラクターや背景を一枚ずつ描いていくイメージがあります。
しかし実際には、その前に「どんな世界なのか」を考えることがとても重要です。
どんな山なのか。
どんな季節があるのか。
どんな仲間たちが暮らしているのか。
どんな価値観を大切にしている世界なのか。
そうした世界観が決まることで、ゲームに登場するすべてのイラストやストーリーに一貫性が生まれます。
今回のイラストは、その世界観を一枚にまとめた「世界設定イメージ」です。
まるで絵本を開いたときのように、おむすび山の風景や仲間たち、そして温かな雰囲気が伝わることを目指しました。
これから制作する『森のどんぐり大作戦』は、この世界の「秋の一日」を描く物語になります。
そして今後も、春、夏、秋、冬、それぞれの季節を舞台に、おむすび山の世界は少しずつ広がっていく予定です。
ゲームを作る前に世界を作る。
その第一歩として、このイラストを「おむすび山 世界設定資料集」の最初のページに残しておきたいと思います。
おむすび山シリーズ 開発標準 Ver.1.0
AIゲーム制作研究室 プロジェクト001
おむすび山シリーズ 開発標準 Ver.1.0
1. 目的
本開発標準は、「おむすび山シリーズ」のすべてのゲームに共通する制作ルールを定めるものである。
制作工程を統一し、イラスト、プログラム、音声、UIなどを効率よく管理することを目的とする。
また、本標準は将来制作するシリーズ作品にも適用し、開発資産として継続的に活用する。
2. プロジェクト名
プロジェクト名称
AIゲーム制作研究室 プロジェクト001
作品名
森のどんぐり大作戦
シリーズ名
おむすび山シリーズ
3. フォルダ構成
Project001
├─ Images
│ ├─ Characters
│ ├─ Backgrounds
│ ├─ Items
│ ├─ UI
│ └─ Effects
│
├─ Audio
│ ├─ BGM
│ ├─ SE
│ └─ Voice
│
├─ Documents
│
├─ Program
│
└─ Release
4. ファイル命名規則
キャラクター
ch_キャラクター名_動作
例
ch_rin_idle.png
ch_rin_walk01.png
ch_rin_walk02.png
背景
bg_用途
例
bg_title.png
bg_game.png
bg_result.png
アイテム
item_名前
例
item_acorn.png
item_gold_acorn.png
item_mushroom.png
UI
ui_用途
例
ui_start.png
ui_retry.png
ui_title.png
効果音
se_用途
例
se_get_acorn.mp3
se_hit_bee.mp3
BGM
bgm_用途
例
bgm_title.mp3
bgm_game.mp3
bgm_result.mp3
5. 画像サイズ
オープニング
1200×700
エンディング
1200×700
ゲーム背景
1920×1080
(高解像度で制作し、縮小して使用)
キャラクター
128×128
アイテム
64×64
ボタン
256×80
アイコン
64×64
6. 画像形式
PNG
背景透過
RGBカラー
7. 音声形式
BGM
MP3
効果音
MP3
ボイス
MP3
8. バージョン管理
大型変更
Ver2.0
機能追加
Ver1.1
軽微修正
Ver1.01
9. デザイン方針
・絵本風
・水彩画
・暖かい色彩
・やさしい雰囲気
・子どもから大人まで親しめるデザイン
10. AI活用方針
AIは制作パートナーとして活用する。
企画、設計、イラスト制作支援、プログラム制作支援などに利用する。
最終的な判断と作品全体の方向性は制作者が決定する。
今後の適用範囲
本開発標準は、
- 森のどんぐり大作戦
- ポンの川下りレース
- コンタのジャンプ大冒険
- ミミのお花畑
- おむすび山クイズ
など、おむすび山シリーズ全作品に適用する。
必要に応じて改訂を行い、シリーズ共通の開発基準として育てていく。



